【新製品レビュー】TAMRON 28-300 F/4-7.1 Di III VC VXD (Model A074) テストスナップ撮影 東京カメラ第158歩写真家 加藤ゆか
つい先日、TAMRON 50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXDという素晴らしいレンズを発売したばかりなのに、タムロンさん、矢継ぎ早に新製品を放ってきます。ということで、今回は8月29日に発売予定のTAMRON 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXDをお借りして、レンズレビューしていきます。 もう写りについて結論から言ってしまいますと、28-300という10.7倍ズームにしてはまずまず写ります。特に真ん中あたりは、どの焦点域でも開放から良好に描写します。一方で、四隅での描写は弱くなります。 加藤さんのようにワイド側で平たい壁を撮影しようとますと周辺は流れますが、この平たい壁のテクスチャーを撮りたいっていうのは、ほぼレンズテスト用のチャート撮るのと同じです。 実践で撮影するには、これ以上無い、一番過酷なやつですね。 等倍に拡大せず普通に画面で見るスナップやプロ、お父さん問わず、「学校写真」を含めた子供の行事などを撮るにはよいレンズです。 ちなみに先だって発売になった50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXDをご購入の方、このレンズの発売に対して残念がる必要はまったくありません。あのようにどの領域でもキレッキレに写るということはありませんので。(それをこの子に求めるのは理不尽ですし) 究極写るレンズを求めるのならば、例えば、28-75F2.8G2と50-300のレンズ2本に分けましょう。 一方でAFのスピードについては、VXDですから、めちゃくちゃ速いです。 純正の多数のレンズよりも速いです。 10倍超えるズームレンズで、この速さって…もうこれはびっくりします。 ★こちらのチャンネルで紹介する写真は、すべてPhotoshopなどで調整済みです。 このチャンネルで、JPG撮りっぱなしの写真を提示することはありません。 写真家としましては、撮影データが作品としての調整に耐えられるかどうかというところが非常に重要ですので、そのテストも兼ねて、そのようにしています。 実際、現在ではほとんどの写真愛好家の皆さんがPhotoshopやLightroomをご使用になりますので、この方が参考にもなるはずです。 ■加藤ゆかの写真集ご購入は「晴猫商店」 https://hareneko.stores.jp/?