「1年間日本一周、作品制作の旅」008 飛びません
YouTube:SunnydayCats
出発までひと月を切って、順番に準備ができた。
まだ、準備の状況を見直しておこうというタイミングには少し早いんだけれど、それでも飛行機の運行状況が少し心配でANAのHPを確認する。
「あ”!」
まじか。
飛行機、欠航です。
「加藤さ~ん、あのね、何か、毎日、いろいろ頑張ってたんだけれど、飛行機、欠航になっちゃった」
「・・・」
行きの飛行機はあるんだけれど、帰りの飛行機が欠航。
予定をしていたスケジュールでは、最終日は夕刻のフライトなので、それまでゆっくりと奥入瀬渓流と十和田湖を周って帰ってくる予定だったのに、6時には起きて、食事付きのプランの朝ごはんをあきらめ、150kmくらいの距離を下道で移動し、十和田湖を涙目の横目で眺め、9時台には何とかレンタカーを返し、10時台の飛行機に乗らねばならない。
うん、正直に言おう、もうがっかりだ。
ついでに、ちょっと腹立たしいところもある。
こちらから気にしてサイトを見に行かなければ、全然連絡なんかなかったし、気づかなければ、同日の朝便への予約変更だって間に合わなかったかも知れない。
今回、チケットを取得した先はユナイテッド航空だから、そちらのサイトを見に行くと、さらっと、Cancelledって書いてある。
こら、黙ってないで連絡して来いよ、ユナイテッド航空め。
いっそ、向こうが謝ってくるまでグズろうかとも考えたが、恐らく、どんなにグズっても便を元には戻さないだろう、これはあくまでとくさんの勘だが。
飛ばないものはどうしようもない。
これから、キャンセルされたANAの航空券を別の便に変更するのだが、その手続き先は、またユナイテッドだ。
もっとも最近は、コロナに伴って、日程変更、キャンセルについては手数料が掛からないということになっているから、手間は掛かるが、金銭的な負担はない。
当然だ、そんなものあるわけがない。
「ん?」
「〇%&’$%&!!」
先だって、パニックで何を言ってるんだかわからなくなった加藤さんと同じく、そばにいる人間が、とくさんのその言語を理解するのは無理だっただろう。
『なぜだ、航空券自体の値段が違うというか、規定より上げられているなんてありえんじゃないか!!』
恐らく、そんなことを言っていたはずだ。
なんだか、もういろいろありすぎて怒っている場合じゃない。
再度、便を抑えるという対応をせねばならん。
なんでこちらにその差額を払う必要があるのかは全く理解できないが、もう面倒だ。
国際線ならビジネスにアップグレードされるほどの案件なので、命がけでグズるべきなのだが、大館能代行きをプレミアシートにされたところでなと。
連絡してこないのはユナイテッドの怠慢だが、そもそも、欠航するも、それを決めたのもANAだ。
ユナイテッドだって、とくさんに文句を言われても、それはそれで困るだろう。
「じゃあ、しょうがないか」
もう、どじょうのご主人もあきれ顔だ。
まあ、こんなトラブルも旅の要素としては、必要なもの。
ただ最終日、結構きつくなったので、事故だけは気を付けよう。
取った航空券は使えなくて取り直しになるし、料金は上げられるし、レンタカーの手配もし直さなきゃならなかったし、最終日はやたら早起きになったし、宿泊先での朝ごはんは食べられないし、奥入瀬渓流も十和田湖も見れないかもしれないが、それでいいじゃないか。
それだけのことじゃない。
まあ、しつこいようだが事故なくですな。
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