「1年間日本一周、作品制作の旅」026 ステージ01青森秋田その17


5日目の朝。

朝食の時間から女将さんと話し込む。

結局、1時間半かけて朝食をいただいていた感じ。

昨日の話に出てきた作品のタイトルにしたい言葉というのは、夕飯の時でなく、この時いただいた言葉だっただろうか。

何の話だろうと思うだろうから、少しだけお話させていただくと、昨年亡くなったご主人が、私たちと同じお仕事をしていて、というか、私たちの世界の大先輩で。

話し込んだのはそういうことなので、変な宗教的なのとか、セミナーっぽいやつとか、啓発してくれるやつとかではありませんので、大丈夫です。

ここまでお会いできて良かったと思った方は、なかなかいらっしゃらなかった気がします。

松本さんご夫妻とか、う~ん、数えるほどだなぁ。

もしも、日本一周をするこの旅が、「誰かに会うため」であるとすれば、スタートして、いきなりゴールしちゃった感じです。

まあ、そういう意味では微妙ですが…。

いずれにしても、ゴールの報告をするために、また伺うことにしようかと思ったりしています。

*このくだりだけは、ですます調にさせてくださいね。


そんなわけで、つる屋さつき荘さんを後にして、我々は十和田湖を目指して南下。

地図で見てもらうと分かるのだけれど、ほとんど純粋な南下、この世にこれ以上の南下はなかなかないだろうという感じ。

多分、十和田湖までにウインカー3回くらい出すか出さないかくらい。

さて、この日の行程は、一昨日の230kmに次ぐ、180km。

予定している時間は、3時間半くらいなので、一旦は、ほぼまっすぐに伸びたとは言え、加藤さんの腰の状況が心配なのは変わらない。

道すがら、ドラッグストアを探す。

見つけたドラッグストアで、応急処置として腰痛ベルトを購入してみたのだけれど、結果、これじゃないロボだった。

女将からお借りしたフランス製のやつとあんまり変わらないくらい高価なこれじゃないロボ。

ちなみに、これがいいんじゃないかと勧めたのは、私。

だって、いままでのコルセット全部黒かったから、フランス製のと同じ白い方が効果あるかと思ったんだもの。 (/_;)


さて、この日の目的地の十和田湖に向かうと、そこに到着するすこし前に有名な奥入瀬渓流がある。

ここまで長い道のりだったのだけれど、コルセット以外に特に話をするほどのイベントはなかった。

ハプニングもなかった、いや、あったと言えばあったかも知れないが、それは、加藤さんが変な歌を歌い出したくらい。




さて、到着した奥入瀬渓流、うん、とにかくきれい。

加藤さんの腰が随分と良くなっていることもあって、遊歩道を結構な距離歩くことができた。

奥入瀬渓流はどこもいい景色で、昔集めていた記念切手の国立公園シリーズの十和田湖国立公園(現在は、十和田八幡平国立公園ね)の茶色い2円切手の風景を見ることができたのには、とても感動。

うん、素晴らしい。

素晴らしいんだけれど、1時間かな、頑張って2時間。

そう、十分に整備されていて快適な分、余計に飽きると思う。

片道14kmのルートを全部歩くと、また歩いて戻ることになるので、普通の人には駐車場から出てちょっと見て戻るくらいでいいと思う。

うん、おいしいものはちょっとでいい。

だって、正直なところ、一昨日の『ウニ尽くし』は、ちょっとあれだったし。

えっとですね、そういうわけで奥入瀬渓流、とても素晴らしいので、ぜひ、行ってみてください。

 「はい?」

さて、奥入瀬渓流でお散歩をし、ありきたりな写真を撮ってみたとくさんたちは、十和田湖を目指す。

やがて、湖畔の駐車場に出たところで、車を止めて、十和田湖の景色を眺めてみた。

大きくて、綺麗。

すんごい大きくて、すんごく綺麗。

なのだけれど、今年の初めには、北海道で屈斜路湖とか阿寒湖とか、いろいろ見たりしているので、うん、驚きはしない。

 「う~ん、困った」

日本一周をしていたYouTuberの人が言っていた「日本はどこも絶景だらけ。飽きる」、うん、なるほど。

その場所の説明をすると、子ノ口というところなのだけれど、例えて言うと、芦ノ湖の遊覧船のりばの周りに、関連の建物とお店がほとんどなくなって、あっても2、3件で、それがみんな閉まっている感じ。

そもそも、ここは何にもないところだったのだと思って、せっかくならばと行く予定のなかった十和田湖の北側の道を走ってみることにした。

車線もないクネクネ道で、どんどん高度が上がっていく。

失敗したかなと思ったのだけれど、一向に向こうからくる車はなく、後ろから来る車もない。

急かされることもなくマイペースで走れるので、舗装さえされていれば、危ないことはない。

かなりの急こう配と急カーブを抜けて高度を稼ぎ切ったところに小さなパーキングがあって、そこからは、十和田湖の一部が見えた。

休憩を兼ねて車から降りると、またもや、スズメバチ。

うんと、今回の旅のスズメバチは何度目だ、あ~、3度目だ。

青森、スズメバチ結構いますね、気を付けてください。

ということで、そそくさと、その場を立ち去る。

しばらく走ると、その先に古風なコンクリート造りのステキな展望台があって、そこでしばらく景色を眺める。

ちょっと変わった作りだったので、加藤さんと鬼ごっこのような隠れぼをしてみたりする。

言い忘れたけれど、そこからの景色はとても素晴らしく、昔ながらのクリームパンのような十和田湖の景色を見ることができる。

このあたりから先に行くと合流もあり、湖畔へ下る道では、先を導いてくれる地元ナンバーについて走った。

到着したのは、十和田荘。

とても大きな昭和の旅館だ。

昭和の大きな旅館に泊まるのなら、素泊まりに限る。

ここがそうとは限らないけれど、きっと食事については、在り来たりなものになるだろうし、もし、バイキングになれば、それこそ質も知れている。

何より昨日、おいしいものは十分にいただいているし。

とりあえず、明るいうちにはチェックインすることができた。


加藤さんの状態もかなり良くなっているので、荷物を置いて、湖畔の散策でもしてみようか。


動画もご覧くださいませ(^^)/→YouTube:SunnydayCats

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