「1年間日本一周、作品制作の旅」049 ステージ03大阪奈良京都その3
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この日の予定は、奈良。
うん、人生において、何度となく、奈良にも京都にも足を運んだ。
最初は、中学の修学旅行だったし、その次は、高校の修学旅行だった。
以来、何度となく、足を運んだ京都奈良、奈良京都。
段々と行ったことがないところを探すのが難しくなってくる。
そう言えば、前回の奈良では、奈良公園の森の中で迷子になり、気が付いたら平城京跡にいたのだけれど、あれは何だったのだろう。
あ、そうそう、話を戻そう。
加藤さんに尋ねてみた。
「奈良で行ったことなくて、行きたいところある?」
「法隆寺」
「へ!?」
何と加藤さんは、大人になるまで、そして今まで、法隆寺に行ったことがないという。
日本人が法隆寺に行かずに10代の頃を過ごすなんて、帰国子女以外にはあり得んはずなのだが、知らなかっただけで、実は帰国子女だったのだろうか。
-法隆寺に行ったことがない。
何だろう、そこには、「電車には乗ったことがないのよ」とか、「切符ってどうやって買うのかしら?」みたいな、「でも逆に、今はコスプレに嵌ってますのよ」とか、どこが「逆」なんだか全然分からない極端に偏ったセレブ感さえ漂っている。
「よく今まで、法隆寺に行かずに生きてこれたね」
「うん」
ということで、奈良は、法隆寺。
法隆寺は、地下鉄を天王寺でJRに乗り換え。
11時に到着した法隆寺駅は、普通の駅で、駅前は普通の駅前。
普通の地方都市のさらに地方な感じ。
お腹が空いたので、法隆寺への道すがらにあるというか、まだ駅前なんだけれど、「レストラン若竹」という食堂の佇まいの洋食屋さんに入ってみた。
結論から言います。
ここ、すごいです!
奈良県、もう、これだけで十分です。
Googleでの評価は、4.1なのだけれど、私の基準では、うん、9.85。
11時の開店で、11時10分頃に入り、そのあと、すぐに満席。
11時半には、もう2周目のお客さんが入り始める。
えっと、12時に行ったら席がないなんてのは、東京でのランチでは良くある光景。
でも、ここは、地方都市のさらに地方。
なのに、評価が、9.95。 (増えちゃったよ!)
そうそう、選んだメニューは、二人とも日替わり定食。
お醤油のしみ込んだ鶏の竜田揚げとフワフワの白身のフライ。
もうね、すごいんだ、しつこいけれど。
うん、えっと、ここでご飯食べるために遠くから車を運転する、いや、そんなレベルじゃなくて、飛行機に乗る価値、あります!
「うん、これは、勝ったね」
「何に?」
「法隆寺に」
「うん、勝った!まだ行ってないけど」
今後、駅名は、「レストラン若竹前」ってことでどうだろうか。
もうあれだ、これからの人生、「法隆寺」って聞かされても、「ああ、若竹のあるところね」って思う、多分。
衆院選で、奈良二区って言われたら、「若竹当確!!」って言っちゃう。
あ、法隆寺ね、法隆寺。
すっかり忘れてました。
若竹のランチ710円X2で、1420円。
法隆寺拝観料1500円X2で、3000円。
うん、逆がいいんじゃないでしょうか。
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