「1年間日本一周、作品制作の旅」50 ステージ03大阪奈良京都その4

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関西3日目、この日は万博記念公園と太陽の塔の内部見学。

なのだけれど、、、残念ながら、朝から土砂降りの雨が続いている。


実は、出発当日の朝、天気予報に従って荷物に入れていた傘を、わざわざ取り出して、家に置いてきた。

何故ならば、期間中、降水確率が0%だったから。

だから、傘を置いてきた。

そして、その0%だった降水確率が、今、100%になっている。

30%なら置いてこなかった。

20%だったら迷っただろう。

10%なら、こんなには怒っていないだろう。

0%だったんだ。

それが今、100%って書いてあるんだ。

傘を置いてきたのに、土砂降りなんだ。

どうすんだ。

お天気サイトにクレームを入れても、天気を変えてはくれないだろうし、ならば、Uberで傘のオーダーはできないだろうかと考えてみたりしたのだけれど、決定打が出ない。


今日、ようやく待ち焦がれたあの太陽の塔の中に入ることができるのだ。

ただ、我々のためにその門が開かれる時間は限られている。

11時30分、もう出発の時間は迫っている。

すでに天気予報の都合にあわせて、たった一度だけ使えるというLV5の予約変更魔法は使い果たしてしまっている。

(その天気予報も間違っていたため、変更は無駄打ちになったのだが)

完全に現実逃避しているとくさんの横で、加藤さんが言う。

「いいホテルだから、傘貸してくれるんじゃない?」

加藤さんが賢くて助かった。


もう結論を言おう。

傘を2本借りたそして、無事に万博記念公園に到着した。

ただ、「借りた傘」というのは、気になるものだ。

しかも、柄の錆びた透明傘ではなく、ちょっといいホテルなので、ちょっと良い感じの傘なのだ。

例えば、管理職が取引先にこの傘で行っても、別に大丈夫な感じ。

そんな傘だから、太陽の塔に入っている間、傘を外にある傘立てに入れておくのは、すごく心配。


加藤さんは、2本の柄をまとめて、そこに手ぬぐいを巻いた。

「このご時世、触りたくないでしょ」

「なるほど!さすが加藤さん」


色々あった太陽の塔への旅だけれど、その内部は、あまりに素晴らしく、涙が出るほど。

それはもう、ぜひ、みなさんにも入ってもらいたい。

これについては、もう書くことないです。

生きているうちにしたいことの一つを叶えることができた日でした。


あ、そうそう、わずかに小雨になる時間もあったりしましたが、万博公園にいる間は、基本的に土砂降り。

その代わり、公園の中はほとんど貸し切りでした。

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