次のYouTubeは、「GoPro HERO8 を買った話」をします
いつもありがとうございます。
さて、今回は、加藤さんによる「GoPro HERO8を買った話」を配信します。
えっとですね、「え?それって、レビューってこと?」と思われるかもしれませんが、まったくそういうものではありません。
この動画をそういう視点から見ますと、ちょっとした苛立ちといいますが、心の底からの強い怒りを感じるかもしれませんので、まずは、あくまでこの動画は「買ったよ」という報告の話だと思って見てみてください。
---------------------------------------------------------------------
一旦、ここまで読んでいただきましたら、まず、動画のほうをご覧くださいませ。
ここから先には、ちょっとした答え合わせもありますので、動画をご覧いただいた後、ここから下をお読みください。
お手間をお掛けします。m(_ _)m
---------------------------------------------------------------------
さて、この動画を真剣に見てみますと、
「あれ?何のためにこの動画見てるの? いや、そもそも何でこの動画アップしてるの?」
という疑問が頭に浮かびます。
賢い人ほど混乱し、さらに「ああ、なるほど」と言える人は「アート」を理解できています。
はい、そうです。
原因は、この動画が『アートとしての仕掛け』になっているからです。
本来、ガジェットのレビュー動画というのは、極めて合理的なカテゴリです。
構造がとてもシンプルで、目的と手段、需要と供給が明確です。
レビューでは、視聴者がガジェットの購入を検討するために、人柱となって先に購入したYouTuberの屈託のない意見が聞きたい。
視聴者は、損をしないために、夜通し血眼でレビュー動画を見漁ります。
一方、YouTuberは、より早く、視聴者を大量に集めることで、ガジェットを購入する原資を作っています。
そして、このGoProと言えば、そのガジェット・レビューの代表格であり、つまり、それは経済合理性の塊みたいな動画なわけです。
そうです、そうです。そうなんです。
この動画では、YouTuberがGoPro HERO8のパッケージを大きく見せながら登場するにもかかわらず、話の流れがまったく異なります。
視聴者は自分が想像していた通りに話が進まず、最初の段階で、苛立ちを覚えます。
もし、この時点で単純に「レビュー下手だな」と結論付けた方、思慮の浅い方です。
自分では、合理的な思考を持っているつもりですが、そうではありません。
さて、苛立ちの原因が違和感であることを理解し、その違和感がどこから来るのかを知りたくなった方、あなたは思慮深く、アートを十分に理解できている方です。
アートは、違和感を楽しむものです。
アートとは、「既成概念」が崩れていく音を楽しむものです。
はい。
というわけで、今回は、『アートの仕掛けについて考えるための動画』をアップしてみました。
CatsB
写真家 加藤ゆかwebsite:
コメント
コメントを投稿