「1年間日本一周、作品制作の旅」019 ステージ01青森秋田その10
あ、そうそう、今日は、最初に少しお話をさせてくださいね。
今日と明日の分のブログについては、そんなに面白くありません。
こういう場所ですので、こういうときくらいは、まじめにしときますね。
なものですから、読んでもつまらないと思いますので、先に謝りますね。
ごめんなさい。
ここから二日、ほんとに流れの報告、動画の補足だけになります。
---------------------------------------------------------------------------------
後部座席で寝転がって、面白いことやら、そうでもないことをいろいろと話してくれる加藤さんも、そろそろ疲れが出てきたようだ。
加藤さんが少し静かになった。
うとうとしているらしい。
恐山まではまだしばらくあるので、少し眠ってくれているのは、それはそれでありがたい。
とくさんは、助手席に座ってるなら起きてろ派でも、俺が運転してんのに何寝てんだよ党でもない。
なので、眠くなったら寝ちゃってくれた方がいいし、具合が悪いのだから横になってもらって、それで寝ちゃえるならそうするべきだと思う。
でもって、起きたときにちょっとでも楽になっていてくれれば、それに越したことはない。
こちらは、帯状疱疹になって以降、あまり無理をしないことを心掛けているし、早めに寝るようにしているので、体調は万全。
心掛けているというよりは、毎日、泥のように寝ちゃってるのかもしれないのだけれど。
いずれにしても、調子の悪いところはどこにもない。
なので、加藤さんの腰のゆがみを半分もらってあげたいくらいなのだけれど、半分もらっちゃうと、もはや、運転手も荷物持ちも存在しなくなるので、そういうわけにはいかない。
なので、ちょっとでも寝て、自分で治してもらうしかない。
さて、横浜町という青森県下北半島の首の部分を後にして、むつ市の山道に入った。
山道に入ってからも、まだ結構な距離を走る。
すれ違う車もほとんどない。
やがて、ひと山超えたと感じたところで、外輪山に囲まれた火口湖が見えた。
恐山に湖があるという事も知らずに来たので、その神秘的な風景には驚いた。
ここは、宇曽利山湖とか、宇曽利湖と呼ばれているらしい。
湖が最初に見える駐車場に車を止め、眠っていた加藤さんを起こした。
水際に近づくと、湖岸と湖底の白い砂が、極端に透明度の高い水で底が透けて見える。
いや、「透ける」と言うと、何かに遮られる中で漏れ見えるものというイメージがあるけれど、この水は光を何ら遮っているようには見えず、従って、透けて見えるという表現とは少し違う気がする。
これだけ透明なのは、いろいろ成分がきつくて、生き物が住めないから汚れないからなのだろうと、勝手に想像する。
確かに、住めるものはあまりいないらしい。
調べてみると、当然、魚の類はあまりおらず、唯一、その強い酸の中でも生きられる固有種のウグイがいるのだそうだ。
車から降りてきて、一緒に湖を見ている加藤さんがとなりにるのだけれども、やはり腰が辛そうだ。
このまま、恐山を歩かせるのは、少し酷なような気がする。
さて、どうしたものか。
動画もご覧ください→YouTube:SunnydayCats
コメント
コメントを投稿