「1年間日本一周、作品制作の旅」033 ステージ02秋田岩手その4

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しばらく走る。

走り出して、まだ間もないのだけれど、最初に出てきた道の駅に車を止めて、体を動かす。

前回の旅であったように、加藤さんの腰痛の発生は、本人にも、旅全体にも多大なダメージを与えるので、今回の旅では、腰痛の発生を防ぐことを優先し、早め早めに休憩をとることにした。

そんなわけで、空港から一番目の道の駅、『道の駅 かみおか茶屋っこ一里塚』で休憩。

ん?何か、長いな。

「みちのえきかみおかちゃやっこいちりづか」

うん、確実に長い。

「えっとですね、みちのえきのかみおかちゃやっこいちりづかの手前を右に入ったすぐです」

タクシーで行き先を伝えるにも、やっぱり前置きが長い。

もうちょっと何とかならんかな。

『道の駅 神岡』もしくは、百歩譲って『道の駅 かみおか』

うん、これで十分だ。

こっちの方が、潔いし、すっきりしていて覚えやすい。

何かこう、今のは、デンツー入りました、物事ややこしくしました、お客さんの判断力低下させました、成功です!!的な臭いがして嫌だな。

まあ、感じ悪くなるので、これくらいにしておこうかな。


この後、Googleを使って事前に想定していた山沿いのルートを、ナビが外れてしまったので、ならば、いっそ毒までということで、横手城へ。

ここは、コンクリート製の模擬天守だし、歴史的には何ということはないのだけれど、天守閣に上れるというのは、やはり嬉しい。

駐車場では、車から降りる時に、自宅から持ってきた医薬品扱いの強力な虫よけスプレーを加藤さんの両脚にに散布(?)し、ムラの無いように伸ばして差し上げた。

さっそく、天守に上ろうと近づくと、手前に綺麗なおトイレ。

天守閣をゆっくり堪能させてもらうのに、「まずは、ちょっと」と、寄らせていただく。

そして、しばらく。

「うん、何だろう」

股間が、ひりひりと熱い。

困惑している間に、結構、痛くなってきた。

「あ、イタタタタタ。あ、あまさか!!」

水曜どうでしょう、ユーコン編の虫よけスプレーの件を思い出し、顔面蒼白。

「あかーん!!」

似非大阪弁が、股間から飛び出した。(意味不明)

その後どうなったかは、ここには書けませんが、しばらくの間、大変でした。

こんなものを読まされた皆様にも、何か、すんませんでした。


さて、その後、落ち着きを取り戻したとくさんたちは、車を走らせ、北上市に向かう。

すぐに宿泊予定の秘湯のお宿に向かうわけではなく、その地で人柱になったという『お石』さんの観音様へのお参りと千貫石森林公園の散歩をしてみる予定にしていた。

ひとまず、車で行けるところまで行き、駐車場に車を止めて歩こうとすると、もう、全然無理。

アブがすごい、すごいアブ。

急いで車に避難。

それでも、アブは、車にガンガンぶつかってくる。

後で調べたのだけれど、ウシアブという種類らしくて、温度と二酸化炭素に反応して、獲物と間違って車にも喰らいつこうとするらしい。

蚊みたいに刺す感じじゃなくて、ブヨみたいに皮膚を食いちぎる系なので、まとめて襲われると大変なことになりそう。

そんなわけで、残念ながら、『おいし観音』へのお参りは諦めて、山深き秘湯のお宿に向かうことにした。


さてさて、この旅、最初の宿泊地は、北上市の南西の山の中に入った秘湯、『夏油温泉』。

この読み方は、ナツアブラオンセンではなく、ゲトウオンセン。

何か、カタカナで書くと、う~ん、何だろう、ちょっと、エヴァンゲリオンがちらつく。

もう言っちゃったので、さらに言っちゃうと、エヴァンゲリオンとゲンドウが一緒になっちゃった感じ…。

ただ、800年以上の歴史のあるとても古い湯治場なので、「新世紀」ではないらしいのだけれど。

お後がよろしいようで。

    


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