池尻育志先生の「アマビエ」 こんにちは。CatsBです。 今日は、加藤さんの作品ではなく、私たちのお勧めというか、大ファンの画家さんの紹介もしてみたいなと思います。 洋画家の池尻育志先生です。「いけじりやすし」と読みます。 東銀座の靖山画廊の画家さんで、ART FAIR TOKYOでも、これまで2回ほど画廊代表の画家として登場しています。 http://art-japan.jp/exhibitions/819/ http://art-japan.jp/exhibitions/1547/ カラーフィルターが掛かったような写実的風景画は彼の代名詞ですが、それだけを見ていると、彼や彼の作品は何ら理解できません。 彼の面白さは、それをちゃんと抑えた上で、そこからズレて行こうとする彼の行動にあります。 まるで、いたずらをすれば叱られるのを分かってるのにやってしまう子供のようで、そして、本来なら大人も叱りたいんだけれど、それがあまりによくできているものだから、苦笑いしながら褒めてしまうみたいな状況を作り出します。 ギャラリーの社長はじめスタッフの皆さん、「先生、この次は何をやらかすつもりなのかしら」と、叱る準備をしながらも、それを楽しみにしているというある意味、非常に正しいアートの在り方を示しています。 それがどんな作品なのかというと、オフィーリアが河童になってる「河童」であったり、三輪車に乗ってランドセルを背負ったバイキングっぽい人が、こちらに何か叫んでいる「思春期」という作品だったりします。 あと、ボッティチェリのプリマヴェラがベビーメタルになっている作品もありました。 そして、そういう絵の中にも、「思春期」のように見ただけでは分からない「へ?それ、そういう意味だったの!?」という驚きの意図があったりするのですが、池尻先生、簡単には教えてくれません。 それで、それらの作品は、同時に展示されると、見る方は混乱してしまって全く判断できずに、とても困ります。 でも、大丈夫。それは最初だけです。 そのうち、そうです、もうラッスンを待ってまっすんな自分に気が付きます。 上の写真は、池尻先生ファンの私たちとしましては、喉から手が出るほど欲しいこの新作「アマビエ」です。 このところ、自分たちがバタバタしていたものですから、情報にキャッチアップできておらず、ちょっと出遅れた感じです。 ただ...